営業のビジネスマナー

顧客に信頼される正しいビジネス会話を身につける秘訣

お客様と会話をするときに、営業マンが敬語を意識するのは当たり前です。しかし、社内や就業後というように、お客様と顔を合わせないときでもビジネスマナーを守らなければいけません。

マナーというのは習慣です。そのため、お客様の前にいるときだけ守ろうとしても、マナーを徹底することはできないのです。常日頃から、社会人としての常識を意識して仕事に取り組むことが求められます。

ここでは、事務所や社外にいるときに営業マンが守らなければいけないマナーについて解説していきます。

ビジネスマナーは習慣である

多くの人は、社会人になってからビジネスマナーを意識し始めます。新人向けの研修で言葉使いや名刺交換などの作法を学ぶことでしょう。

ただ、社会人としてのマナーを教わっても、実行できなければ意味がありません。

それでは、日常の仕事でマナーを徹底するには、どうすれば良いのでしょうか。それは、慣れるしかありません。新しい作法やルールを身につけるには、数多く実践して体で覚えるのが一番の近道なのです。

そのため、朝自宅の玄関を出てから仕事を終えて家に戻るまで、常にビジネスマナーを意識しなければいけません。

例えば、営業マンであれば、お客様に対する言葉使いを十分に注意しなければいけません。しかし、お客様先に訪問するときだけ、敬語を使おうとしても実践できないのです。

なぜなら、普段の言葉使いが習慣となり、それが表面化してしまうからです。

お客様が目の前に居なくても、社会人として常識のある行動をとる必要があることを最初に理解しなければいけません。

普段の言葉使いや振る舞いがマナーになる

私がIT業界で法人営業を行なっていたときの話です。社内のメールのやり取りで、お客様に多大な迷惑をかけてしまった事件がありました。

それは、あるお客様からの商品に関するお問い合せがあったときです。そのメールを受けた担当者は、その製品担当者に転送をしました。そのとき、細かい質問をしてきたことに対して嫌味ととれるコメントを記載していたのです。

しかし、メールを転送するときに、お客様のメールアドレスを宛先から削除するのを忘れてしまったのです。当然、そのメールはお客様の元に送信されてしまいました。

すぐに担当者が気づき、上司と一緒にお客様の所にお詫びに行きました。事実を全て正直に話して真摯に謝罪をしました。お客様は許してくれましたが、非常に不快な思いをさせてしまったのです。

これは、目の前にお客様がいないからといって、社内で仕事をしているときにビジネスマナーを意識していなかったことに原因があります。

このように、社内にいるときの振る舞いも、営業マンにとっては重要です。なぜなら、普段の言葉使いや考え方が習慣となるからです。お客様の前になったらマナーを正そうとしても実行できないのです。

このように、社内や就業後であっても、お客様に対するビジネスマナーを忘れてはいけません。お客様に聞かれていなくても、名前を呼ぶときには「様」をつけたり、正しい敬語を使ったりするようにしてください。

お客様が目の前にいなくても、あなたの行動や言動は誰かに見られています。お客様の信頼を失わないためにも、社会人としての常識を徹底することを強く意識してください。