コミュニケーション学

同じお客様でも商談が盛りあがる雑談ネタの作り方

商談では、雑談が盛り上がるかは大切です。雑談によって、お互いの緊張がやわらぐためです。そのため、営業マンは雑談のネタを準備しておくべきです。

しかし、同じお客様に何度も会うと、話のネタがなくなってしまいますよね。

そこで、同じお客様でも盛りあがる雑談ネタの作り方について話をしていきます。

商談の雑談を盛りあげる秘訣

私が行なっていた、雑談を盛りあげる秘訣です。

それは、そのときに雑談した内容をメモに残しておくことです。

書き残しておくことで、次に会う前に「前回に何の話をしたのか」を思い出すことができます。こうすることで、そのときの話題を営業マンから振ることができます。

たとえば、次のような話し方です。

週末のゴルフはどうでしたか。だいぶ練習されていたようですので、スコアもあがったのではないでしょうか
先日の娘さんの運動会はどうでしたか。天気もよくて盛り上がったのではないでしょうか

このように、「前回の雑談のつづき」をお客様に質問するのです。

お客様は、自分のことをお覚えていてくれたことを嬉しく思います。自分の存在感が認められた気分になるからです。

そして、営業マンに対する好感度が非常に高まります。たとえば、次のような印象を与えることができます。

この営業マンは私のことをしっかりと覚えてくれている
よく娘の運動会の日程まで記憶していたな

前回の雑談の内容をネタにすると、多くのお客様は驚きます。

お客様自身でも覚えていないことが、ほとんどだからです。そのため、次のような信頼感を与えられます。

この営業マンは前回あったときの話をしっかりと覚えている。とてもきっちりしていて信頼できる人だ

これが、信頼関係を築いていくための土台となります。

このように、ちょっと工夫するだけで、お客様の信頼を獲得できるのです。

雑談でも、お客様の信頼を獲得できる

商談の雑談はお客様を主体に

さらに、「自分の雑談ネタ」を話してくれているため、お客様は喜んで雑談をしてくれます。

人間は誰でも、「自分の話を聞いてもらいたい」という願望があるためです。

そのため、商談における雑談は、お客様の話題を主体にすることを意識しましょう。

お客様に気持ち良く話をしてもらうえば、その後の商談をスムーズに進められます。ここが、商談における雑談の大きなポイントです。

多くの営業マンは、商談の内容しかメモに残しません。

商談における雑談の重要性を理解していないからです。雑談の重要性を理解して、しっかりと準備を行ったうえで商談に臨むようにしてください。

雑談でお客様を気持ちよくして、商談を有利に進めよう