営業職の身だしなみで男性が一番気を使うのがネクタイです。ネクタイの結び目やスーツとのコディネートは、その営業マンの印象を大きく左右するからです。
ネクタイは清潔感があり、お客様に信頼感を与える外見を演出するのが営業職の基本です。
そのためには、ネクタイの選び方と結び方の基本を理解しておく必要があります。
そこで、ここでは営業マンが必ず覚えるべきネクタイの選び方と結び方の基本について解説していきます。
営業職のネクタイの正しい選び方
ネクタイの選び方ですが、基本はスーツとシャツの組み合わせで選びます。
営業のシャツは白が基本ですので、スーツとのコディネートを意識しておけば良いです。
スーツは黒や紺、グレーといったダーク系が基本になると思います。
そのため、そのいずれにも合わせることができるネクタイの色と柄を選んでおくと使い回しができるので便利です。
私のお勧めは、ビジネスシーンでは定番の「ワインレッド」と「ブルー」を一本ずつ揃えておくことです。
ワインレッドは情熱的で元気なイメージを演出することができます。ブルーは清潔感があって真面目な印象を与えることができます。
この2色は、どのようなジャケット(上着)にも合わせることができるので、季節を問わず一年中、使い続けることができます。
そのため、この2本に関しては、長く使えるように質の良いネクタイを選ぶようにしましょう。
価格にして10,000円~15,000円前後です。数年間、使い続けることを考えれば、とても安い投資でしょう。
また、3,000円~5,000円の安価な商品は避けましょう。シワがつきやすく、使っていると汚れも目立ちやすくなります。
ネクタイの質は、営業マンの見た目に大きな影響を与えることを理解してください。
また、ネクタイの種類には先端のサイズによって、「ワイド(広い)ウィズ」と「ナロー(狭い)ウェズ」があります。
これらはスーツの下襟のサイズやワイシャツのカラーに合わせると全体のバランスが取れて綺麗に見えます。
なお、ワイシャツの「カラー」と選び方については、以下の記事で解説しています。
営業職のネクタイの結び方
営業マンの印象は、ネクタイの結び方でも大きく変わってきます。
基本はシャツの襟のサイズと結び目のサイズを揃えます。
以下に、ネクタイの基本的な結び方である「プレーンノット」と「セミウィンザーノット」の結び方を説明します。
また、ネクタイを締める時は、必ずワイシャツの第一ボタンまで留めてください。
そうすることで、ネクタイの結び目とシャツのカラー(襟)のズレが少なくなり、見た目が綺麗にまとまるからです。
そして、スーツとワイシャツ、ネクタイの組み合わせで、どのような見た目になるかを試してみてください。
自分なりの組み合わせのパターンを幾つか作っておくと、日々の着こなしが楽になります。
また、お客様先に訪問して面談に入る前には、お手洗いの鏡などで必ずネクタイを確認してください。
移動している最中などに動いていると、結び目は必ずズレてくるからです。これは、お客様に会うときの最低限のビジネスマナーだと考えてください。
見た目に気を遣っていないために、第一印象で損をしている営業マンは多いです。
特に初対面では、お客様は営業マンを身だしなみによって判断するケースがあります。
だからこそ、スーツとワイシャツ、ネクタイの着こなしは重要なのです。
ここで説明したネクタイの基本知識をもとに、日々の営業における身だしなみを振り返ってみてください。身だしなみはお客様に信頼されるため重要な要素であることを忘れてはいけません。