多くの本を読みビジネスアイデアを生み出す方法
仕事で成果をあげている人は、考え方が非常に柔軟です。ひとつのビジネスが失敗しても、すぐに別のアイデアが湧き上がってきます。そのため、成果があがる確率が高いです。
アイデアが出てくるのは、その人の持って生まれた才能ではありません。アイデアは膨大な量の知識からうまれてくるのです。
そのため、ビジネスで結果を出すために多くのことを学び、知識を身につけておくことが重要です。そこで有効になるのが「読書」です。
多くの書籍から優良な知識を取りいれて、ビジネスアイデアの発想力を高めるのです。そこで、ここでは読書によってアイデアを生み出す方法について解説します。
持っている知識から新しいアイデアは生まれる
世の中に存在する商品やサービスは、既存のアイデアの組み合わせで成り立っています。未知のものを創りだし、まったく新しい製品というのは存在しません。
例えば、アップル社のスマートフォン「iPhone」です。これは、電話やパソコン機能、カメラ、音楽再生機などの既存製品の組み合わせです。既知のものから、新しいアイデアが生まれるのです。
これと同じことが営業活動にもいえます。
例えば、お客様に購入していただいた商品の納期が、大幅に遅れることになりました。社内の営業会議に参加しているときに、その事実をメーカーからのメールで知ったのです。このとき、営業マンとして正しい対応が以下になります。
「上司や周囲のメンバーに断りをいれて会議の席を外し、お客様に電話をかけて直接、納期に遅延が発生することを伝える」
これは、2つの営業の基礎知識から成り立っています。
「お客様にとって好ましくない状況はすぐに伝える」
「お詫びや謝罪はメールではなく口頭で伝える」
これらの基礎知識を知らなければ、「営業マンとして正しい対応」を取ることができません。2つの知識から成り立っているアイデアだからです。
このように、あなたが持っている知識の中から、アイデアや行うべき適切な行動が分かってきます。そして、アイデアの発想力を高めるには、ビジネスの知識を数多くインプットすれば良いのです。
日々の積み重ねが成功への近道
それでは、どのようにして知識を増やしていけば良いのでしょうか。最も効率的にビジネスの知識を身につける方法は、前述の通り読書です。
多くの書籍を読んで、さまざまな知識を取り入れます。あなたの仕事に直接、関連する分野でなくても構いません。有益な知識であれば、他の知識と組み合わせてアイデアにすることができるからです。
数多くの知識を持つことで何通りもの組み合わせが可能になるため、発想力が高まるのです。このイメージを図にしたものが以下になります。