ビジネスで成果をあげるためには、スキルアップのための自己啓発が必要です。例えば、書籍によって専門的な知識をつけたり、セミナーやスクールで実践的なノウハウを学んだりすることです。
ただ、勉強に取り組み始めても、なかなかやる気は続かないものです。モチベーションはどんなに高くても、時間の経過とともに下がってくるからです。
そこで、重要になるのが「パートナーシップ」です。パートナーシップとは、一緒に学習を続ける仲間のことをさします。
ここでは、モチベーション管理に必要なパートナーシップについて解説していきます。
モチベーションは必ず下がるもの
どんなに意識を高くもって取り組み始めても、人間のモチベーションは下がってくるものです。例えば、健康のために毎朝、ジョギングすることを決めたとします。最初の数日間はテンションも高いので、朝おきて走りにいくことができます。
ただ、一週間を過ぎたあたりから、徐々にやる気が下がってきます。そのため、手を抜くことを考え始めます。例えば、次のような思いが生まれます。
「今日は雨が振りそうだからランニングは中止にしよう」
「昨日、3Kmちかく走ったので、今日は走らなくても良いことにしよう」
このように、自分に対しての「あまえ」が出てきます。人間は一人で何かに取り組んでいると、他人の目を気にする必要がないので手を抜こうと考え初めるのです。
このように、モチベーションというのは、時間の経過とともに下がってくるものです。しかし、これでは継続的に何かに取り組むことができません。そこで、必要になるのが「パートナーシップ」です。
一緒に物事に取り組む仲間を作るのです。先ほどの例でいえば、毎朝ともにジョギングする友達を見つけることです。友人と一緒であれば、自分一人の考えでランニングを中止することはできません。
例えば、「毎朝、友達と一緒に走る約束をしたので自分だけの都合で辞める訳にはいかない」という考えが生まれるからです。つまり、パートナーシップを作ることで、「強制力」が発生するのです。
この強制力によって、やる気を継続させることができるのです。自分のモチベーションを保つために、パートナーシップを活用するという概念です。
人は周囲の人間に影響される
私がIT業界で営業をやっていたときの話しです。私は真剣に営業を学び始めてから、二年半ほど経ってからようやく数字が残せるようになったのです。この二年半という長い期間、勉強を続けることができたのは、パートナーシップの存在があったからです。
特にビジネス・スクールで知り合った友人からは良い影響を受けました。私が受講したのは3ヶ月で18万円という高額なコースだったので、とても意識が高い人が集まってきたからです。
例えば、事業を拡大するために学びにきた社長や、これから起業するために勉強をしているサラリーマンなどがいました。このような向上心の高い人に刺激され、自分のモチベーションがあがったことを今でも覚えています。
人間のモチベーションというのは、時間が経つと下がってくるものです。特に一人で何かに取り組むときは、継続させるための工夫が必要です。他人の目を気にする必要がないために、怠けようとする考えが生まれるからです。
そこで、必要になるのが「パートナーシップ」です。一緒に物事に取り組む仲間を作るのです。自分だけの都合で怠けることができないように、パートナーシップによる強制力を利用するのです。
営業力は短期間で向上することはありません。継続的に学習することが必要不可欠です。そのためには、自分のやる気を保ち続ける工夫が必要です。ここで解説したパートナーシップによりモチベーションを管理するという手法を是非、取り入れてみてください。