ビジネスにおいてメールは、重要なコミュニケーションの手段です。もちろん、営業マンも例外ではありません。
メールで「言いたいこと」を相手に伝える能力は、営業マンにとって重要なスキルです。
ここではお客様に伝わるメールの書き方について話をしていきます。
箇条書きにすることで言いたいことが明確になる
ビジネスメールでは、簡潔に分かりやすい文章を書くことが基本です。
しかし、伝えたいことを全て文章で書き並べていくと、長文になり主旨が伝わりにくくなりってしまいますよね。
長文のメールは、お客様が嫌うためビジネスマナー違反でもあるんのです。
そこで有効な手段が、「箇条書き」です。
短いメール文書の中で、言いたいことを明確に伝えるには箇条書きが適しています。
具体的な例をあげて説明します。
まず全てを「文章」で伝えようとした場合、以下のようになります。
ABC商事 鈴木様
お世話になります。営業サービスの○○です。
15日の打ち合わせの際にご依頼いただいた、
顧客管理システムの製品説明をさせて頂きます。
また、ご注文いただいた名刺管理ソフトの納期についても報告します。
最後に、弊社で新サービスが提供開始になりましたので、
ご案内させていただきたいと思っております。
よろしくお願いします。
全体の文章量が多く、読み終えるまでにストレスを感じます。
そこで、箇条書きを用いて以下のように簡潔にまとめます。
ABC商事 鈴木様
お世話になります。営業サービスの○○です。
15日の打ち合わせのですが、
以下の3つの内容を予定しております。
・顧客管理支援システムの製品説明
・名刺管理ソフトの納期について
・弊社の新サービスのご案内
よろしくお願いします。
このように、箇条書きを用いることで全体が短くまとまります。
さらに、内容を短いフレーズで書き出していくことで、言いたいことが明確になります。
箇条書きメールのコツ
箇条書きのコツは、最初に「・」を打ってしまうことです。
その後に文章を書き始めることで、短くまとめるための意識が強くなるからです。
そして、箇条書きに慣れてくると、メールを作成するスピードが格段に速くなります。
言いたいことを文章に置き換える作業がなくなるからです。
メールの作成が遅い人は、文章を考えるのに時間がかかっているのです。
数多くのメールを読み書きする必要のある営業マンにとって、書くのが遅いのは致命的です。
ここで解説した「箇条書き」のスキルを取りいれて、伝わるメールによって営業の成果をあげることを意識してください。
考えた文章よりも「箇条書き」のほうが伝わる