営業の仕事術

席次・席順のビジネスマナー:応接室の上座・下座を理解する

お客様先に訪問して打ち合わせを行うとき、営業マンは応接室や会議室に案内されます。このとき、座るタイミングや座席の位置などは、ビジネスマナーの基本です。そのため、営業マンは、しっかりと身につけておかなければいけません。

とくに初回訪問における営業マンの振る舞いは、お客様は注目しています。なぜなら、ビジネスマナーは社会人としての基本であり、その営業マンを判断するバロメーターになるからです。

そこで必要になるのが、「席次・席順」のマナーと、「上座・下座」の考え方です。これについて、以下の動画で解説していますのでご確認ください。

上座・下座を正しく理解する

お客様先に訪問して受付を済ませると、打ち合わせ場所に案内されます。このとき、応接室でも会議室であっても、「失礼します」と言ってから入室してください。たとえ、部屋に誰も居なかったとしても、必ず一声かけます。

そして、ポイントの席順です。ビジネスマナーの基本では、お客様が上座で営業マンが下座になります。「上座」というのは、その部屋で最も良い座席のことを指します。目上の人やお客様に対する敬意の意味を込めて、上座に座っていただくのがマナーです。

例えば、以下のような会議室で椅子が4席あったとします。このとき、入り口から一番遠い、1番の席が上座になります。一番奥の席が、入口も含めた部屋全体を見渡すことができるため、最も良い席、つまり「上座」という捉え方です。

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<p>そして、入口に近づくにつれて「<span style=下座」になります。上記のような応接室の場合、1・2が上座でお客様用になり、3・4が下座で営業マンが座るべき席になります。

しかし多くの場合、営業マンがお客様の会社を訪問すると、「来客者」として扱ってくれます。そのため、上座に座ることを案内されます。例えば、「奥の席にどうぞ」と上座を案内されたときは、それに従って問題ありません。

ただし、本来は下座に座るべきであることを忘れてはいけません。営業マンによっては、案内されなくても上座の席に向かう人がいます。営業マンは、「来客者」ではないことを認識しなければいけません。

また、この上座・下座の考え方は、応接室や会議室だけでなく接待などで利用する和室にも適用されます。同様に入口から遠い席が最上位の席で「上座」、入口に近いほうが「下座」になります。

このように、「上座・下座」の意味を正しく理解しておくことで、あらゆるケースでも応用することができるのです。例えば、あなたが上司に誘われて飲みに行ったときでも、上司を上座に案内することで「社会人のマナー」が備わっていることを示すことができます。

会議室で着席するタイミングは?

座るべき席順を理解したら、次は着席するタイミングについて解説していきます。受付の方に応接室や会議室に案内されてから、「こちらで少々お待ちください」と言われることがあります。そして、多くの人がこのタイミングで着席してしまいます。

しかし、お客様が部屋に来るまでは、椅子に座ってはいけません。

なぜなら、上座に案内されたとしても、前述の通り営業マンは「来客」ではないからです。

例えば、受付の担当者に、「どうぞ座ってお待ちください」と言われることがあります。それでも、決して座ってはいけません。営業マンは、お客様が入室するまで何分間でも、立ったままで待つようにしてください。

また、担当者が入室してきたからといって、すぐに座っていいわけではありません。必ずお辞儀をして、次のような挨拶をおこなってください。

「本日はお忙しいところ、お時間をいただきましてありがとうございます」

そして、お客様に勧められてから席に座ります。例えば、「どうぞお座りください」というお客様の言葉を待ってから着席するのです。

席に座るタイミングといのは、とても些細なことです。しかし、このような振る舞いを、お客様はしっかりと見ているものです。

ビジネスマナーでお客様の信頼を失わないためにも、ここで解説した「席次席順」と「着席のタイミング」は正しく理解するようにしてください。

営業活動において、お客様との信頼関係は大切です。その第一歩が社会人としての常識であるビジネスマナーなのです。