営業マンとして成長する人としない人の差は、一体何が違うのでしょうか。それは、習慣の違いです。成長が早い人は、正しいやり方で仕事に取り組んでいます。
これを知ることで、営業マンとして成長する方法を学ぶことができます。
そこで、ここでは成長する営業マンに共通する「3つの習慣」について話をしていきます。
習慣1、自ら考えて行動している
一つ目に、「自ら考えて行動している」という習慣です。成長する人は、必ず行動する前に考える習慣を身につけています。
多くの営業マンが、「会社からの指示だから」「周囲の営業マンもやっているから」という理由で仕事に取り組んでいます。自分のやり方に何の疑いも待たず、考えて行動していません。
ここで問題なのは、成果が出ていないにもかかわらず、やり方を変えようとしないことです。同じやり方を続けても、結果が良くなることはありません。方法を変えて、どのように行動を改めればよいのかを考える必要があります。
例えば、商品説明で価格の話をするときです。競合他社と比べて、あなたの製品が高いことが分かっているとします。このとき、ただ単に価格を提示しても「他社より価格が高い」と思われるだけです。
そこで、行動に移す前に考えます。「どのように価格の話をすれば納得してくれるか」というように自分の頭の中で答えを探します。例えば、次のようになります。
「他社製品と比べて価格が高いのには理由がある。その根拠をしっかりと説明できるように準備しよう。『高い理由は○○の違いです』とハッキリと言い切ればお客様も納得するに違いない」
このように、行動に移す前に考えることで工夫がうまれます。この工夫が良い結果に繋がるのです。仮にうまくいかなかったとしても、次のタイミングでさらに考えて行動すれば良いのです。
考えて行動することで、「うまくいくやり方」を身につけることができます。これを積み重ねていくことで、営業としての実力があがるのです。考えて行動する人の成長が早い理由はここにあります。
習慣2、自分を高める努力をしている
二つ目に、「自分を高める努力をしている」ことがあげられます。実際の営業活動で得られる経験は貴重で、学べることは数多くあります。しかし、営業マンとして飛躍するには勉強量が少なすぎます。
そこで、仕事以外で学びの場を作ります。具体的には、研修やセミナー、通信教育、書籍、ビジネススクールなど、スキルアップの方法は数多く存在します。このような機会に積極的に自己投資することが重要です。
職場の外で学ぶ時間を作ることで、日々の営業活動では気づくことができないアイデアやノウハウに出会うことができます。そのため、自己研磨を行っている人は同じ職場の営業マンよりも、圧倒的に成長の度合いが早いのです。
習慣3、学んだことを素直に行動に移している
最後に、「学んだことを素直に行動に移している」という習慣です。成長する営業マンは、必ず何かを学んだら実践しているのです。
例えば、電話営業で成果が出ていないときです。先輩から、「もっと相手のメリットを分かりやすく説明したほうが良い」とアドバイスされます。このとき、ダメ営業マンは、次のように反応します。
「たまたま上手くいかなかっただけで自分のやり方は間違っていない」
本人にプライドがあるのか、上司の言うことを素直に受け入れようとしません。しかし、やり方を変えずに、結果が変わることはありません。そのため、良い結果に繋がりません。
一方、デキる営業マンは素直に受け入れて実行に移します。良いと思ったことは、とにかく自分で実践しているのです。
実践することで、必ず自分自身の気づきがあります。この気づきが知恵となり、営業マンとして成長していくのです。