一流のビジネスマンは、相手の靴を見てその人を判断すると言われています。事実、多くの経営者はスーツや時計よりも、最初にどのような靴を履いているかを確認するといいます。これは、靴そのものを見ているわけではありません。
靴の手入れができているかを確認しているのです。
なぜなら、ビジネスシューズの手入というのは、とても面倒です。その面倒な作業がしっかりとできている人であれば、ビジネスもキチンとこなす人だろうと判断するのです。
そこで、いま現在も私が行なっている「ビジネスシューズのお手入れ方法」について解説をしていきます。
最低でも2足の靴を揃える
ビジネスシューズの管理方法で最も重要なことは、最低でも2足以上の靴を用意するということです。そして、複数のシューズを交互に履きこなしていくのです。これが最も効果のあるメンテナンス方法なのです。
このように言うと、「2足以上も揃えるのはお金がかかりすぎる」と反論する人がいます。ただ、実際はそうではありません。複数のシューズを交互に履いていった方が安く済むのです。
例えば、一つの靴を毎日履き続けると、すぐに傷んでしまい壊れてしまいます。とくに外回りの多い営業職であれば、靴の中は汗で蒸れた状態になります。夏場であれば、誰もが実感したことはあると思います。
そして、革靴はこの湿気に非常に弱いのです。
革は性質上、湿気を含むと柔らかくなり変形しやすくなります。そのため、型くずれしてしまいます。靴が壊れる原因として最も多いのが、この型くずれなのです。
そのため、革靴は程度に休ませて、型くずれの原因となる湿気を取り除いてあげなければいけません。だからこそ、複数の靴を揃えて交互に履くようにするのです。
複数のビジネスシューズを交互に履くことが効果的なメンテナンスであることを理解してください。
週一回の簡単お手入れ
それでは、具体的にどのようにしてシューズを手入れすれば良いのかについて解説していきます。週一に一回で良いので、汚れを落とし、クリームで磨くという作業を習慣にしてください。会社員の頃の私は、休みである土曜日にまとめてお手入れしていました。
1)汚れ落とし
最初に靴についているホコリや泥を落とします。汚れ落とし用の専用ブラシがありますが、布巾などで代用しても構いません。目に見えない砂ぼこりを払い落とすイメージで、力を入れすぎないように注意してください。
