戦略的アポイント

お客様からアポイントが取れるメールの件名の書き方のコツ

営業マンがお客様からアポイントを取るときに、メールを使うことはとても有効です。面談が行える候補日を幾つかあげられるため、日程の調整が行いやすいからです。

また、メールはお互いの都合の良い時間に対応できるため、電話でアポを取るよりも時間のロスが少なくて済みます。営業マンにとってメールは、とても便利なツールです。

ただ、お客様に送ったメールも読んでもらえなければ意味がありません。お客様も自分の仕事があって忙しいのです。営業マンが送ったからと言って、お客様がそのメールを読んでくれるとは限らないのです。

そして、お客様にメールを開封してもらうには、件名を工夫する必要があります。なぜなら、多くの人はメールを開くかどうかを、件名を見て判断しているからです。そのタイトルを見て、必要性を感じたときに読みたいと思うのです。

そこで、ここでは営業マンがメールでアポイントを取るときの、メールの件名の書き方について解説していきます。

お客様に選ばれるメールの件名とは

お客様に読んでもらうためには、魅力的なメールのタイトルをつけることです。お客様が興味を惹く内容でなければ、メールを読みたいとは感じません。

また、お客様はあなた以外の人からのメールも受け取っています。つまり、メールのソフト(WindowsのパソコンであればOutlookなど)には、数多くのメールとその件名が並んでいるのです。

その中から、確実にメールをクリックしてもらう必要があるのです。そのため、件名だけでお客様に「読んでみたい」と思わせなければいけません。

そのためには、件名だけでお客様にメリットを実感させる必要があります。お客様に「このメールは読んだ方が良い」と実感させるのです。例えば、次のようなキーワードです。

「コスト削減の提案」
「運用の効率化について」

このように、ひと目でメリットと分かるようなタイトルにすることがポイントです。逆にやってはいけないのが、お客様のためになることが想像できない件名です。例えば、次のような内容です。

「新製品のリリースしました」

新製品をリリースしたという表現は、営業目線の情報発信です。そのため、売り込みのイメージを強く与えてしまいます。お客様にとってのメリットを感じさせることが重要あることを肝に銘じてください。

メールのタイトルは簡潔に

また、タイトルを決めるときに大切なことは、ひと目で内容がわかるような内容にすることです。上記で説明したとおり、お客様は数多くのメールを見ています。そのため、長いタイトルだと、理解するのに時間がかかり敬遠されがちです。

例えば、次のようなメールの件名です。

「医療業界が伸びているITソリューションの事例紹介について」

このような長文を見た瞬間に、お客様は最後まで読むことに抵抗を感じます。そのため、メールを開封してくれない確率が高まってしまいます。そこで、言いたいことを短い文章で伝えることを意識してください。例えば、以下のようなタイトルです。

「医療業界の事例紹介について」

お客様にアポイントを打診するとき、メールはとても便利なツールです。しかし、営業マンが送ったメールも、お客様が読んでくれなければ意味がありません。確実に内容を確認してもらうには、メールの件名を魅力的な内容にする必要があります。

そして、メールのタイトルは魅力的で簡潔に伝えることを意識してください。お客様の目線になって、どのような件名であればお客様はメリットを感じるかを考えてください。これを意識することでアポイントの取得率を高めることができます。