営業マンが身だしなみを考えるとき、必ず守らなければいけないマナーがあります。それは、自分が着たいと思う服装ではなく、お客様に好まれる身だしなみを選ぶというルールです。
例えば、個性を主張しようと、派手な柄のネクタイをする人がいます。ただ、営業職であればこれはやってはいけません。お客様によっては嫌味に感じる人をいるからです。
あなたの趣味嗜好ではなく、「お客様に好感を持たれる服装」という観点で身だしなみを整えるのです。
ここでは、お客様に好感を与える男性の服装・身だしなみについて解説していきます。
清潔感を演出するには
男性の身だしなみで特に意識したいのが清潔感です。スーツやワイシャツは、汚れやシワが目立ちやすいので十分に気を使うようにしましょう。
だからといって、高級なスーツやネクタイを揃える必要はありません。自分の体にフィットした物を選び、数着のスーツを交互に着れば清潔感を演出することができます。
だからこそ、清潔で好感を与えるスーツを着用するように心がけなければいけません。
また、お客様も同じ社会人であり、同じようにスーツを着用していることがほとんどです。そのため、マイナスポイントはとても気になりやすいのです。
スーツを選ぶときは、体にフィットしたサイズを選んでください。短すぎて袖口が出過ぎていたり、逆に大きすぎて見た目がダボダボになってしまったりするのはNGです。
そのため、購入するときは必ず試着して、自分の体にあったサイズを選ぶようにしてください。最初はスーツショップの定員に選ぶときのポイントなどを素直に聞くようにしましょう。
スーツの着こなしポイント
日々の営業で着こなすうえで、特に気をつけたいのが汚れやシワです。外回りが多い営業マンはスーツにかかる負担も大きいです。着用した後には必ず全体をチェックして、シワなどが目立つ場合はクリーニングに出しましょう。
また、ジャケット(上着)のポケットには物を入れてはいけません。それが原因で型くずれしてしまうからです。ジャケットのポケットは、スーツのデザインの一部だと考えてください。
それから、営業マンが注意しなければいけないのが、パンツの折り目です。外回りで歩く量が多いために非常に負荷がかかっています。とくに折り目にシワが入っていると目立つので気をつけましょう。
私がオススメするのは、1着のジャケット(上着)に対して、パンツを2着揃えておくことです。そうすることで、汚れてしまっても、もう1着あるのですぐにクリーニングに出すことができます
さらに、スーツ自体はできれば3着は揃えましょう。春夏用と秋冬用でそれぞれ3着ずつの計6着です。何着かのスーツを着まわしたほうが、傷まずに長持ちしますので、長い目でみれば経済的です。
ここまで解説した内容を取り入れて、お客様に不快を与えないスーツ選びと着こなしを心がけてください。営業職の身だしなみは、お客様の信頼を獲得するための重要な要素であることを理解してください。