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PREP法:論理的な話し方を身につけてプレゼンの成果を高める

 

ビジネスでの会話には結果が求められます。そのため、「伝えた」ではなく、相手に「伝わる」ことが大前提になります。

 

特にプレゼンテーションでは、聞き手に行動を促すことが目的です。そのため、正確にメッセージが伝わるように、話の構成を組み立てなくてはいけません。

 

そこで、ここでは論理的に話を伝えるための技術であるPREP法について解説します。

 

 論理的に話を展開することで言いたいことが伝わる
PREP法では、最初に結論(Point)を伝え、その理由(Reason)を説明します。次に、具体的な事例(Example)をあげて聞き手にイメージしてもらい、再度、結論(Point)を繰り返し伝えます。

 

これを図にすると、以下のようになります。

 

PREP法:論理的な話し方を身につけてプレゼンの成果を高める

 

冒頭に話した「結論」に対して、その根拠を後から補っていくので、論理的な話の展開になります。さらに、最後にもう一度「結論」を説明することで、訴求力を高めることができます。

 

具体的な例をあげて説明します。PREP法に従ってプレゼンテーションを行うと、以下のような流れになります。

 

「お客様には、こちらのワゴン車が最もお薦めです。(結論)なぜなら、後部座席のスペースが広いので、お母様とお子様の三人が横一列で座ることができるからです。(理由)」

 

「確かに広いですね」

 

「はい。実は、午前中もお客様と同じ四人家族のご主人様が、この車をご契約されていかれました。週末に家族揃ってドライブに行くのを楽しみにしている様子でした。(事例)」

 

「なるほど」

 

「こちらのワゴン車であれば、お客様も絶対にご満足いただけると思います。(結論)」

 

提案(結論)を伝えて、その理由と事例を続けて話すことで、直接提案に結びつけて聞くことができます。そのため、納得性の高い話として受け入れてもらうことができるのです。

 

 なぜ結論から話すことで説得力がうまれるのか
ビジネスでは、「結論から先に」という言葉がよく聞かれます。この「PREP法」も同じく、結論から話す構成です。これには理由があります。

 

例えば、30分のプレゼンテーションが行われたとします。このとき、聞き手の集中力がずっと続くことはありません。最も集中しているのは開始直後の30秒だけです。

 

その聞き手が最も耳を傾けている時間に言いたいことを話すことで、「結論」を強く印象付けることができます。そうすることで、説得力のあるプレゼンテーションを構成できるのです。

 

さらに、人は最初に聞いた話が記憶に残りやすいという傾向があります。知識が少ない状態で最初に受けた情報は、頭の中に強く刷り込まれます。これを心理学で「初頭効果」といいます。

 

そのため、プレゼンテーションでは最も訴えたい主張(結論)を冒頭に話すことで、提案のインパクトを強めることができます。

 

結論から話すことで説得力が高まるのは理由があります。これは意識してトレーニングすることで、誰でも身に付けることができる手法です。

 

結果を求められるビジネスにおいて、説得力のある会話ができることは必須スキルです。ここで解説したPREP法をマスターして、「論理的な話し方」を身につけてください。

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