リーダーに求められる苦手な部下との付き合い方
リーダーは自分の好き嫌いで、部下への対応を変えてはいけません。仕事に私情を持ち込んではいけないことは、ビジネスマナーです。しかし、苦手な部下との付き合い方に悩む上司は、どの企業にも存在します。
どんな人にも好き嫌いはあるものです。複数の社員が働く組織の中で、苦手な人がいるのは当たり前です。これは、相性の問題なので、どうしようもありません。
そして、多くの場合、相手も同じような感情を抱いています。つまり、あなたが部下に苦手意識を持っているなら、相手もあなたのことを嫌っています。
多くの人は個人的な感情によって人に接する態度が変わります。しかし、それでは仕事がスムーズに進むはずはありません。私情を抜きにして、仕事の成果に集中しなければいけません。
ここでは、組織リーダーに求められる苦手な部下との付き合い方について解説していきます。
リーダーは仕事で部下と向き合う
組織のリーダーであれば、メンバーと公平に接することは大切です。なぜなら、特定の部下を優遇したりする態度は、組織全体の歯車を狂わせる原因になるからです。
そこで、リーダーに求められるのが、仕事のプロフェッショナルとして部下と接することです。個人的な感情を捨てて、お互いに仕事と向き合うようにしなければいけません。。
例えば、どうしても相性があわない部下が、自分のグループにいたとします。その部下が得意な商談が発生すれば、アドバイスを求めたり、提案を任せたりするのです。これが、仕事と向き合うということです。
好き嫌いで部下への対応を変えてはいけません。相手によって態度を変えると、周囲から信頼されないからです。リーダーの私情を挟んだ行動は、チームに悪影響しか与えません。
リーダーはいかなるときでも、組織全体のことを考える必要があります。個人的な感情や私情は、仕事に持ち込んではいけないのです。
プロフェッショナルとして、仕事と向き合うようにしてください。
ただ、私情を挟んではいけないといっても、ビジネスライクな冷たい対応をするという意味ではありません。リーダーとして、好き嫌いを超えて、しっかりと部下と向き合う必要があるということです。
リーダーは個人的な感情に左右されてはいけません。苦手意識のあるメンバーであっても、プロとして相手と向き合う必要があります。
そして、その仕事に取り組むリーダーの姿勢が、メンバーを動かします。これが、強い組織の土台となるのです。リーダーに必要とされる部下との付き合い方を理解して、強い組織作りを目指してください。