仕事で継続的に成果をあげるためには、モチベーションを保ち続けることは重要です。ただ、どんなに好きな仕事でも、やる気がわかないときはあります。
営業マンであれば上司に叱られたり、お客様に提案を断られたりと仕事に中に落ち込むことはよくあります。しかし、嫌な気分を引きずったまま続けても、良い結果に繋がることはありません。
とくに生命保険などの営業マンは一人で行動することが多いため、自分自身でモチベーションをコントロールすることはとても重要です。
ここでは、営業マンに求められるモチベーション管理について話をしていきます。
仕事のどこに意識を向けるか
どんな仕事でもある期間つづけていると、マンネリを感じるようになります。そこで、仕事の取り組み方に少し工夫を加えてみます。例えば、いつもとは違うところに意識を向けてみると、今まで気づかなかった仕事の面白さを発見できることがあります。
これにより、仕事に対する興味を高め、自分のモチベーションをコントロールすることができます。
例えば、電話営業です。一日に何百件もお客様に電話をかけるため、モチベーションはとても重要です。全体の9割は断られるテレアポ業務では、気落ちすることが当たり前だからです。ただ、自分の意識をどこに向けるかで、この状況は一変します。
例えば、お客様が使う「断り文句」に注目してみるとどうでしょうか。どんな言葉を使って断ってくるのかを数えてみるのです。同僚と一緒に行なってみると、ゲーム感覚で楽しめて、意外なほど盛りあがることがあります。
そうすると、お客様に断られることが嫌ではなくなります。それどころか、楽しくなってくるのです。人に断られるのが性に合わず、いやいや取り組んでいた電話営業という仕事が、今までと違って見えてきます。
このように、仕事のどこにフォーカスをあてるかで、自分が受ける反応は大きく変わります。そして、この概念をうまく利用することで、仕事に対するモチベーションをコントロールすることができます。
保険営業でモチベーションを維持する思考法
多くの見込み客を接する必要がある生命保険などの個人営業では、気持ちの切り替えはとても大切です。「保険の営業」というだけで相手に拒絶されることもあり、その度に落ち込んでいては仕事が前に進みません。
そこで、「契約を取る」から一旦離れてみるのです。例えば、相手の人間性にフォーカスしてみます。お客様の性格や趣味、家族構成などを知ることだけに注力するのです。
そうすると、いつもとは違った視点で仕事と向き合うことができます。例えば、次のような気づきです。
「世の中には自分と違う考えを持った人がたくさんいる。そして、色々な人と出会うことができる仕事と捉えると営業はとても面白い」
このような気づきが仕事に対する興味を高め、モチベーションの持続に繋がります。このように、仕事に対する意欲を自分自身でコントロールすることはとても重要です。
仕事の取り組み方に少し工夫を加えることで、今まで気づかなかった面白さを発見できることがあります。これが普段の仕事に変化を与え、大きく成長できるきっかけとなることもあります。いつもと視点を変えてみることは、長く仕事を続けていくうえではとても重要です。
自分のモチベーションを維持するために、どのような取り組みかたが必要かを真剣に考えてみてください。