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MECE:漏れなく、ダブりなく整理して営業の成果を高めるフレームワーク

 

ビジネスで発生する問題は複雑です。表面的には単一の事象に見えても、幾つかの要因が重なりあっているケースがほとんどです。そのため、問題の原因を特定するには、最初に現状を整理する必要があります。

 

そして、複数の情報を分類するときに役に立つ考え方が、「MECE」(ミッシー)です。MECEとは、それぞれが重複することなく全体として漏れがないという意味です。「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字からきています。

 

・Mutually Exclusive(それぞれが重複しない)
・Collectively Exhaustive(全体的に漏れがない)

 

「漏れなく、ダブりなく」と表現されることが多く、物事を論理的に整理するときに使われるフレームワークです。ここでは、MECEによる現状分析の方法について解説していきます。

 

 成果を左右するフレームワーク
MECEが成立していないと、ビジネスでは様々な問題が発生します。例えば、A、B地区を担当する営業所に3つの営業部門があるとします。そして、第1営業部がA地区、第2営業部をB地区、第3営業部に大規模顧客の担当を割り振ります。

 

これを表にすると、以下のようになります。

 

MECE:漏れなく、ダブりなく整理して営業の成果を高めるフレームワーク

 

このとき、両地区の大規模顧客の担当が重なりあってしまいます。つまり、「ダブリ」の状態が生じています。これでは、どちらが営業をするべきかが不明確のため、お客様の取り合いが発生し、全体の効率が下がります。

 

また、お互いがアプローチをお見合いしてしまい、大規模顧客の取りこぼしに繋がる可能性があります。つまり、「漏れ」が生じていることになります。

 

このように、ダブリは効率の低下をまねき、漏れは機会損失につながります。

 

そのため、MECEの考え方を適用し、全体を整理することはとても重要です。今回のケースであれば、第1営業部はA地区の中小規模、第2営業部はB地区の中小規模、第3営業部は大規模の顧客を担当するというように「漏れなく、ダブりなく」割り振りする必要があります。

 

これをまとめると、下記のような表になります。

 

MECE:漏れなく、ダブりなく整理して営業の成果を高めるフレームワーク

 

MECEの視点で考えることは、問題の発生を防ぐことにもつながります。例えば、重要事項の抜け漏れに気づくことができれば、その時点で対処することができます。また、重複に気づくことで、生産性の低下によるミスをなくすことが可能です。

 

このように、MECEの視点にたって物事を把握することはとても有効です。現状を論理的に整理することで、問題の原因に気づくことができるからです。

 

ビジネスでの成果を最大限に高めるため、「漏れなく、ダブりなく」による分類法を身に付けるようにしてください。

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