戦略的アポイント

アポイントが取れる営業マンの電話の話し方

アポイントが取れる営業マンの電話の話し方

テレアポの成果を高めるコツは、話し方を意識することです。例えば、話すスピードや声の質、トーンというような要素です。これらを少し工夫するだけでも、相手が受ける印象は大きく変わります。

さらに、電話という連絡手段は、相手の状況が見えずに一方的にアプローチをする行為です。そのため、ビジネスマナーを十分に考慮した会話が必要になります。

そこで、営業マンに求められるテレアポの話し方について、3つのポイントで解説します。

1、メリハリをつけて話す

最初に、話すスピードです。テレアポで話をするときは、メリハリをつけることを意識してください。例えば、一定のスピードで話しを続けると、お客様は違和感をいだきます。セールストークの印象を強く与えてしまい、お客様が警戒するからです。

例えば、全体のセールストークのなかでアピールしたい部分や、相手に覚えてもらいたいキーワードなどがあります。ここは相手にしっかりと伝わるように、スピードを落として滑舌よく発音します。例えば、次のような伝え方です。

「現在、ご利用いただいているお客様限定のご案内になります」

お客様を限定した案内であることを強調するために、「お客様限定」という言葉は、スピードを落としてハッキリと発音するようにします。

そして、それ以外の箇所は、いつもよりもゆっくりと話すようにするのです。そうすることで、相手に安心感を与え、自分の話に耳を傾けてくれるようになります。

2、聞き取りやすい自分の声を知る

次に、声の高さです。電話では声が高すぎると聞きづらいですし、低すぎても相手は萎縮してしまいます。そのため、お客様が聞き取りやすい声を意識しなければいけません。

そして重要なことは、あなたの地声にあった聞き取りやすい「声のトーン」を知ることです。

そのための具体的な方法として、、留守番電話に録音して、自分の声を聞いてみるという手段がありあます。また、今はスマートフォンなどにも録音機能が付いているため、それを利用しても良いでしょう。

そうすることで、電話の聞き手側が、あなたの声をどのように受け止めているのかを知ることができます。そして、今までよりも高い声で話してみたり、低い声を出してみたりするのです。

このように、試行錯誤を繰り返すことで、「お客様が聞き取りやすい自分の声」を見つけだすことができます。

3、相手に会いたい気持ちを伝える

最後に気持ちについてです。例えば、テレアポの電話を何度も繰り返していると、お客様から気持ちが離れてしまいます。そうすると、電話をかけるこ自体が目的になってしまい、アポイントを取るという主旨を忘れてしまいがちです。

そこで、相手に会いたいという感情を強めに表現することを意識してください。例えば、次のような話し方です。

「○○さん、ぜひ一度お会いしてお話させていただけませんか」

「電話で話していて、ぜひお会いしてみたくなりました」

このような表現を使うことで、お客様に気持ちを伝えることができます。さらに、自分に対するモチベーションアップにも繋がります。自分の感情を相手に伝えることは、コミュニケーションの基本です。

この原則は、テレアポの会話においても例外ではありません。

このように、話し方を工夫することで、お客様が受けるイメージは大きく変わります。そのため、何本もの電話で試しながら、お客様の反応の良い話し方を見つけだすようにしてください。

例えば、話すスピードを変えて、相手の反応を確かめてみます。または、声のトーンに変化を加えて、お客様のリアクションを見てみるのです。

話し方を少し工夫するだけで、お客様が受け取る印象は大きく変わります。このことを理解して、アポイントの成約率が高まる話し方を見つける努力を怠らないようにしてください。